まず、ここ10年で最も勝ち馬を生み出している東スポ杯2歳S組
その年度別成績を見てみると・・・
2002 0-0-0-3 2003 0-0-0-3 2004 0-0-1-1
計0-0-1-72005 1-0-0-0 2006 1-0-0-1 2007 1-0-0-1
計3-0-0-22008 0-0-1-0 2009 1-0-0-2
2010 0-0-0-3 2011 0-1-0-1
0000 0-0-0-0 計1-1-1-6と、こんな感じでして。2005年~2007年の逃げ・先行天国の時に大活躍しました。
東スポ杯ってのは毎年だいたいスローの上がり勝負。
そこでの結果が、ゆったり流れる朝日杯でも結果につながり
特に逃げ・先行勢は恵まれた、ってとこでしょうか。
では、2008年以降はどうかというと、そこそこに走っています。
これはやはりペースが関連しているのではないかと考えます。
2002~2004年はテンの勢いそのままに5Fが57秒前半になることが多く
2005~2007年はテンからスローなので5Fは58~59秒
2008~2011年は58.5秒前後になることが多いです。
これを中盤2Fに着目して平均をとると、3つのタイプの推移は
23.1→23.4→24.0となり、テン3Fに対し中盤に割と息が入ることがわかります。
この、中盤にしっかり脚を溜めて速い上がりを使う競馬が
東スポ杯の流れととそこそこにリンクして
朝日杯での好走につながるのではないかと考えています。
朝日杯好走馬の東スポ杯でのレースっぷりは
2008年 ブレイクランアウト スローを上がり最速で2着
2009年 ローズキングダム スローを先行押し切りで1着。上がり4位の34.0
2010年 例年のような中盤緩んでラスト3Fの競馬にならず、参考外
2011年 不良馬場で参考外
今年の東スポ杯は大逃げ馬がいてちょっと特殊なラップになっていますが
後続集団で見ればスローの上がり勝負の範疇。
先行して1着のコディーノは上がり3位の34.0で1着ですから
バランスタイプのレースになった場合、適性は高そうです。
次に京王杯2歳Sを見てみると・・・
2002 0-0-0-0 2003 1-0-1-1 2004 1-0-0-3
計2-0-1-42005 0-0-0-1 2006 0-0-0-5 2007 0-1-0-4
計0-1-0-102008 0-1-0-2 2009 0-1-0-2
2010 1-1-0-4 2011 0-0-1-2
0000 0-0-0-0 計1-3-1-10あまり人気になりませんが、実は安定して結果を出している京王杯組。
さっきの東スポ杯組とは逆に2005~2007年で特に苦戦してますね。
あとは意外とコンスタントに走っていて
2005~2007年の流れが苦手であることが際立って見えます。
ペースからはちょっと掴みづらい面がありますが
このレースで上がり1~3位を記録した馬と朝日杯の相性は良さそう。
過去10年では2-3-2-10 となり、上がり1~3位を記録して馬券圏内に絞ると
2-3-2-5となります。ただ、今年は該当馬がいません。
「掲示板まで」と条件を緩めて、やっと33.4で上がり1位のノウレッジがいます。
今年はテンが35.6に対し上がりが33.7と、かなり極端なレースになりました。
それでいて、勝ちタイム1:21.1は過去10回で1番の時計。
この特殊な流れをどう評価するかがカギかもしれません。
後方から無理やりぶっこ抜いた馬がいたら面白いのですが
どうもこの流れ、短距離馬に向いたような気もしています。
まとめると
○前走東スポ杯で速い上がりで好走した馬はチェック
→
コディーノ○前走京王杯を速い上がりで好走した馬はチェック
→
ノウレッジ※やや信頼度は落ちる
となりました。う~ん・・・(笑)
べ、別に自分の備忘録として残しておきたかったので良いんですよ・・・(; ・`д・´)
時間があれば他レースとの関連性も調べてみたいです。